主に京都で活動するオルタナティブ・ロック・バンドのOUTATBERO(アウトアットベロ)が初のフル・アルバム『cuprunoid』を9月15日(水)にリリース。筆者が京都に越したときに「このバンドはすごいことになる」と確信してから約2年を経て、遂に全国へ作品をドロップします。大阪、京都、東京でのライブも決定。詳細は以下より。
京都では珍しいオルタナティブ・ロック・バンド
OUTATBEROは2007年に京都で結成され、シンセサイザーを含む5人で活動していました。昨年にメンバーチェンジを経て、現在は4人で活動中。今までに3枚の自主音源を制作、待望のフル・アルバム『cuprunoid』が発売されます。
京都は学生街ということもあって、音楽が盛んです。いわゆる「京都の音楽」というと、くるり、キセル、つじあやのといった良質なメロディ・センスを持ったアーティストを思い浮かべるかもしれません。もちろん、彼らに影響を受けたアーティストは多く、「京都シーン」を形成していると言っても過言ではありません。
そんな中で、OUTATBEROはRadiohead、Sonic Youth、Dinosaur Jr.、Blonde Redheadなどオルタナティブ・ロック、My Bloody Valentineや現在のポストロック、シューゲイザーなどをルーツに持ち、エレクトロニカ、アンダーグラウンド・ミュージックを幅広く吸収。また、97年代以降の国内バンド、例えばナンバーガールや54-71とリンクします。そして京都のFLUIDやBED、cinema staff、Qomolangma Tomato、LOSTAGEや海外のバンドと共演。現在の京都にはこの様なルーツを持つバンドが少なく、貴重な存在です。
ロック、インディー、エレクトロニカファンにおすすめ
来週の水曜日に発売されるOUTATBEROの『cuprunoid』。テクニカル・バンド「nuito」のヒラヰプロデュース、studioNUITOよりリリースされます。
『cuprunoid』は張りつめた緊張感と、幾度と折り重ねられた音に圧巻される作品に仕上がっています。ハイトーンのボーカルはトム・ヨークを彷彿とさせ、他にも様々なアーティストの影響を感じさせますが、それらを独自に消化させたセンスは素晴らしいの一言。「カッコいい」を超え、美しい風景さえ放ちます。また、時折響くエレクトロニカの調べは大変心地よく、アルバムに調和を保ちます。そして特筆すべきは、研ぎすまされたメロディ。オルタナティブ、シューゲイザー、エモ、マス・ロック、ポスト・ロック、カレッジ・ロック、エレクトロニカのファンはもちろんのこと、ポップスを好むユーザーにもおすすめしたい作品。全10曲、トータルタイム38分とコンパクトにまとまっており、一気に聞けます。価格は1575円(税込)、初回盤のみ6曲入りのライブ音源収録とのことです。
OUTATBERO『CUPRUNOID』プッシュ店続々と
OUTATBERO『CUPRUNOID』をフィーチャリングしている販売店をご紹介。まずはタワーレコード。2010年9月14日現在、twitterで検索したところ、札幌店、渋谷店、秋葉原店、京都店、難波店、神戸店が試聴機展開(恐らく1週間から2週間程度の展開)しているようです。初回特典のライブ音源も先着順で配布中とのこと。
フレークレコーズ(大阪)では10月7日(木)に貴重なアコースティックライブが決定。詳細は下記をご覧ください。初回特典のライブ音源も先着順で配布。
sunrain records(京都)ではライブ音源の他に、OUTATBEROのボーカルとギターを担当するB(ビンゴ)氏のインタビュー・リーフレットを進呈。購入はお早めに。さらに10月3日(日)にはsunrain recordsとクラブメトロによるライブが決定。OUTATBERO、sunrain records店長のゆーきゃんも出演します。詳細は下記をどうぞ。
その他でOUTATBEROをフィーチャリングしている販売店は、ディスクユニオン、STM ONLINE、TSUTAYA西院店。
またAmazonで購入することも可能。こちらは送料無料。他に追加あり次第、このページでお知らせします。
iTunes Music Storeでも購入可能
iTunes Music StoreでOUTATBERO『cuprunoid』の配信も開始されています。1曲150円、アルバム全曲で1500円。CDより75円お得です。iPodやiPhone、パソコンに直接取り込みたい方はこちらから。個人的には値段も変わらないため、CDをおすすめします。
関西、関東でのライブも決定
ライブも3本決定しています。特に東京ライブは貴重ですので、時間のある方は参加してみてはいかがでしょうか。
bed "ON OFF TOUR"
9/11(土)大阪十三FANDANGO
bed, LOSTAGE, OUTATBERO
OPEN 18:00 START 18:30
前売\2,000(D別) 当日\2,500(D別)
e+・ローソンチケット (L:54554)・チケットぴあ(P:112-019)・会場にて発売中
『踊ってばかりの国がやってくる!サラダ!サラダ!サラダ!』vol.1
9/30(木)東京渋谷eggman
踊ってばかりの国, Sajjanu, OUTATBERO and more
open start 未定
前売\2,000(D別) 当日\2,500(D別)
e+・ローソンチケット (L:79827)
sunrain record×METRO presents「まぼろしの世界戦」
10/3(日)京都出町柳クラブメトロ
王舟(東京), TALKING DEADGOATS'45, ゆーきゃん, キツネの嫁入り, house., OUTATBERO
OPEN 18:00 START 18:30
チャージフリー!(厳密には¥1,000 inc.2drink)
FLAKE RECORDS OUTATBERO INSTORE LIVE
アコースティックセットでのインストアライブも決定!
10/7(木) FLAKE RECORDS
OUTATBERO(アコースティック)
OPEN START 20:00
チャージフリー
進化を続けるOUTATBERO
東京在住時はCRJ-Tokyo、recommuni(現ototoy)スタッフだったこともあり、京都のアーティストを数組知っていました。しかし、OUTOATBEROの存在は京都に移住してから知りました。初めてライブを見たのは2008年9月3日のクラブメトロ『31KNOTS JAPAN TOUR 2008』。当時はシンセサイザーを担当するメンバーも居たためか、かなりスペーシーなサウンドを響かせていて、「DEVOがカオス化」したかのような印象を受けました。かなりの衝撃を受けて、自主音源を購入したのを覚えています。
彼らのライブでの共演者は私が好んで聞くバンドも多かったこともあって、その後、度々ライブへ足を運ぶ機会に恵まれました。昨年、シンセサイザー、ドラム、ベースが抜け、新たにベースとドラムが加入。4人組として新たなスタートを切ったOUTATBERO。メンバーチェンジ後は多少精彩を欠いたように感じられたものの、ライブを重ねるごとに深みを増していきました。そして今ではライブを見るたびに、衝撃を受けるまでに進化。やはり追い続けて間違いなかった、と確信しています。
また、自主音源での音の弱さを見事に克服し、『cuprunoid』に収録された全曲が新鮮に聞こえます。トクマルシューゴ『ポート・エントロピー』、LOSTAGE『LOSTAGE』、sam amidon『I See the Sign』、bed『ON OFF』と今年度は良作が並びますが、OUTATBERO『cuprunoid』も間違いなくベスト・アルバム候補に入るはず。京都シーンに注目するリスナーはもちろんのこと、多くの人に聞いてもらいたい作品です。




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