文芸誌ユリイカ(2012年2月号)は落語家の立川談志特集号を刊行します。古典・現代落語に精通し、破天荒ながらも天才的な表現力を有し、多くの人を魅了した談志の全てが解き明かされます。立川志らく、月亭可朝、柳家花緑へのインタビュー、立川談四楼、談之助、談幸、談笑、志ら乃のエッセイ・論考、そして立川談志略年譜が資料として添付されます。
ユリイカ2月号 特集:立川談志
「落語とは人間の業の肯定である」立川談志が問い続けたもの、それは落語が胚胎する人間への問い。今日の 「落語」 の存在の有様に触れるため、談志の問いに立ち向かう。2011年11月に亡くなられた立川談志を緊急特集。
予定ラインナップ
【インタビュー】
立川志らく / 月亭可朝 / 柳家花緑【エッセイ・論考】
立川談四楼 / 立川談之助 / 立川談幸 / 立川談笑 / 立川志ら乃 / 池内紀 / 小谷野敦 / 三浦俊彦 / 戸田学 / 矢内賢二 / 長谷正人 / 雑賀恵子 / 串田純一 / 中田健太郎 / 福田和也 / 南博 / 釈徹宗 / 長谷川踏太 / 雲田はるこ ほか【資料】
立川談志略年譜
落語立川流へのインタビュー、ジャズピアニスト南博のエッセイ・論考も
2012年1月27日発売予定『ユリイカ2月号 特集:立川談志』では、放送作家・タレントの高田文夫の紹介で立川談志に入門した立川志らく、ギター漫談や笑点でおなじみの月亭可朝、フジテレビ『とくダネ!』内の「新・温故知人」で、一般層の支持を得た柳家花緑へのインタビューを掲載。また、立川談四楼、立川談之助など、立川談志に一番近い、立川流に所属する落語家数名、ジャズピアニストとして活躍する南博がエッセイ・論考を寄せています。
立川談志の生涯
立川談志(本名・松岡克由)は1936年1月2日生まれ。東京都文京区出身で、高校中退後、16歳で柳家小さんに入門しました。1963年に立川談志を襲名し、日本テレビの人気番組『笑点』の初代司会を務めます。落語・漫才・漫談などで舞台・寄席に立ちながら、衆議院議員選挙に立候補し当選、自民党所属の政治家、沖縄開発政務次官に就いた経験も。
立川談志のラジオ番組は、彼の毒のある話を心ゆくまで聞けるとあって、人気になりました。『談志・円鏡歌謡合戦』、『新・話の泉』、『おとなの時間割「談志の遺言」』、『立川談志・太田光 今夜はふたりで』など、多数の冠番組を持っています。近年ではTOKYO MX『談志・陳平の言いたい放だい』に出演し、大喜利で評判を得ています。番組のアーカイブはYouTubeに92本上がっているため、今でも無料で楽しめます(YouTube TOKYO MXチャンネル 談志・陳平の言いたい放だい)。
2008年10月に喉頭がんであることを発表し、長期休養を余儀なくされます。癌の発病箇所が声帯であったことから発声が困難となり、当時は聞き取りづらい講演・寄席が見られました。2010年4月に高座に復帰したものの、声門癌が再発。しかしながら、2011年3月に高座『蜘蛛駕籠』を披露します。その後、癌が悪化し入院を余儀なくされます。病気は治ることなく、2011年11月21日に喉頭癌で死去しました。享年75歳にて天才落語家"立川談志"の生涯は幕を降ろしたのです。
情熱大陸×立川談志DVD(プレミアム・エディション)も発売決定
TBS系列毎週日曜放送『情熱大陸』が1999年、2006年、2010年の過去3回にわたり、立川談志に密着取材し、放送した分と未収録分を加えた『情熱大陸×立川談志DVD(プレミアム・エディション)』が2月8日(水)に一般発売されます。談志の「らくだ」「やかん」「金玉医者」などの落語を収録したほか、爆笑問題やオダギリジョーとの舞台トークが収められています。また、初回生産限定封入特典として、「番組オリジナル・立川談志ポストカード(4枚組)」が付いてくるとのこと。落語家として、一人の人間としての立川談志が収録された、ドキュメンタリーの決定版となりそうです。



